現在日本で見られるアジサイの多くが西洋アジサイです。西洋アジサイは日本に元々あったガクアジサイを改良したものです。ガクアジサイは西洋アジサイに比べると花びらが少ないのが特徴です。
アジサイの根っこや葉っぱは胃の消化酵素と反応し、結果青酸を生成してしまいます。アジサイを観るのはいいけど、絶対に食べないようにしてくださいね。
青い花が集まっているというのがアジサイの語源のようです。アジの部分が集める、サイの部分が藍色を表していたようです。昔の言葉がそのまま音だけ残り、アジサイになったのです。
アジサイが持つ色素はアントシアニンだけなのですが、土壌が酸性かアルカリ性かで色が変わります。土壌が酸性の場合は青色、アルカリ性の場合は赤色になるのです。土壌の判定もできて便利ですね。アジサイは地面の性質で微妙な色合いを表現するのです。
梅雨といえばアジサイを連想するくらい、アジサイは日本の雨季には欠かせない存在です。日本の四季を表現するうえで、アジサイはとても重要な役割を果たしています。
梅雨の時期にはアジサイが咲くのが楽しみというあなた。実際にアジサイを育ててみませんか?実は、しっかりとポイントを押さえればアジサイを育てるのはそんなに難しいことではないのです。育て方については他のページでも詳しく記載しています。
アジサイは、日本の伝統的な文化とも深く関わっています。一番イメージしやすいのが俳句かもしれませんね。過去に何人の人がアジサイについての句を詠んだのでしょうか。数え切れないはずです。自分の家にアジサイがあればいい言葉が浮かびやすくなるかもしれません。
アジサイは梅雨を彩る綺麗な花というイメージが有る一方で、花言葉は決して良いものではありません。成長していくうちにその色を変えるというのが原因のようです。「浮気」や「冷淡」といった花言葉が挙げられます。花言葉はネガティブなものですが、色鮮やかなため人気がありますよ。
色が変化しているだけであれば、土壌の性質が変わったことによるものですのでまったく問題ないです。もしもピンク色のアジサイを咲かせたいという場合は、3月頃から開花までの期間で、過リン酸石灰を水でかなり薄めたものを2回ほど与えましょう。
花が咲かないことについては剪定方法が間違っていることが多いです。切りすぎている可能性がありますので、剪定部分をもう少し花の方へずらすと良いでしょう。
アジサイが枯れるのは乾燥が原因のことが多いです。アジサイは多少の湿気を好みます。例年より雨が少ない年などは特に、毎日かかさず水やりをすることを忘れられないでください。